Googleアナリティクスで参照元を調べていると、「t.co / referral」というアクセス元が表示されていることがあります。一体これはどこからのアクセスなのかと気になりますが、結論、これはTwitter経由のアクセスのことです。
せっかくなので「t.co」と「referral」について、分かりやすく解説しますね。
t.coとは?
t.coは、Twitterが使っている短縮URLサービスです。
すごく長いURLを短くしてシンプルにするために使います。
Twitterでリンクを投稿すると、自動的にt.coの短縮URLに変わります。
例:
- 元のURL:
https://example.com/very-long-url-that-is-hard-to-remember
- 短縮URL:
https://t.co/abc123
短くすることで、Twitterの140文字制限にも適応しやすくなります。
【技術向け】t.coリダイレクトの仕組み
ユーザーが短縮URLをクリックすると、まずt.coサーバーにアクセスします。
すると、t.coは、リンクのクリック数やクリックしたユーザーの情報(例えば、使用しているデバイスやブラウザ)を記録します。
t.coでのトラッキングが完了すると、元のリンク先のウェブサイトにリダイレクトされます。
この過程で、一瞬だけt.coのURLが表示されることがありますが、通常は非常に短い時間です。
どのリンクがどれだけクリックされたか、どのようなユーザーがクリックしたかを知ることができるため、トラッキング(分析)のメリットと、t.coを使用することで、悪意のあるリンクを検出し、ユーザーを保護するセキュリティの観点から使われているのだと思います。
referral(リファラル)とは?
referralは、どこからウェブサイトに来たのかを示す情報です。
例えば、友達の紹介でウェブサイトに行くことをイメージしてください。その「紹介」がreferralです。
ウェブサイトの管理者は、訪問者がどこから来たのかを知るためにreferral情報を使います。
例:
もし、あるリンクをクリックしてウェブサイトに訪問したとします。そのリンクがFacebookにあった場合、referral情報は「Facebookから来た」となります。
簡単にまとめると
- t.coとは?
t.coはTwitterが使用する短縮URLサービスで、長いURLを短くして投稿しやすくします。Twitterで投稿されたリンクは自動的にt.coの短縮URLに変換されます。これにより、Twitterの140文字制限に適応しやすくなります。 - t.coのリダイレクトの仕組み
ユーザーが短縮URLをクリックすると、まずt.coサーバーにアクセスし、リンクのクリック数やユーザーの情報を記録します。その後、元のリンク先のウェブサイトにリダイレクトされます。この仕組みにより、クリックのトラッキングと悪意のあるリンクの検出が可能となり、ユーザーの保護にも役立ちます。 - referral(リファラル)とは?
referralは、訪問者がどこからウェブサイトに来たのかを示す情報です。例えば、Facebookのリンクをクリックして訪問した場合、そのreferral情報は「Facebookから来た」となります。ウェブサイトの管理者はこの情報を使って、訪問者の流入元を分析します。
以上の内容から、t.coとreferralの役割と仕組みについて理解が深まれば幸いです!
Facebook(Instagram)にも同様の仕組みはあって、それはこちらの記事で解説しています。
